NABOTA

カンボジアでのボトックス治療って、ちょっと不安に思います?

当クリニックのボトックス治療。安心・信頼できるクォリティを目指して。

ボトックス治療とは?

美容医療ではボトックス(A型ボツリヌス毒素製剤)治療は欠かせないものになっており、カンボジアでも施術を希望する患者さまは多いです。

ボトックスとは、ボツリヌス菌から抽出したタンパク質の一種で、筋肉の動きを抑制する働きがあります。微量のボトックスを表情筋に注射することで、神経末端からの伝達物質(アセチルコリン)の放出を抑え、筋肉の過度な動きを抑制し、額・眉間・目尻などのシワを改善することができます。また、注射部位における筋肉の収縮が抑制される結果、筋肉のボリュームダウンが得られるため、小顔効果(エラの縮小)・ボディ痩身(引き締め)を期待することもできます。さらに、ワキの下に注射することで、過剰なワキ汗を減らす効果もあります。

このようなボトックス治療は安全で効果的ですが、十分な知識と経験、適切な手技に基づいて治療が行われないと、トラブルが生じてしまいます。

そこで、カンボジアで安心・信頼できる治療を重視している当クリニックの診療方針をご紹介いたします。日本の美容クリニックの事情とは少し異なる点もあるかもしれません。

 

※「ボトックス(BOTOX)」という名前は、米国アラガン社の登録商標で、A型ボツリヌス毒素製剤の商品名を指します。ここでは、他社製のA型ボツリヌス毒素製剤も「ボトックス」と記載させていただいております。

 

カンボジアのボトックス治療

カンボジアの首都プノンペンには、多くの美容クリニックが乱立していますが、クオリティはピンキリと言えそうです。経験不足の医師や無資格のスタッフ・粗悪な医薬品・不衛生な設備など、安全基準に無頓着なクリニックも問題になっています。「外観がキレイだから」「価格が高いから」といって、安心できるとも限りません。クリニック以外の場所(美容サロンやアパートの一室など)で密かに医療行為が行われることもあるので注意が必要です。

ボトックス治療についても同様で、ボトックス製剤の品質や管理状態も重視しなければなりません。以前に相談を受けた患者さまで、ボトックス治療を希望して地元の美容クリニックを受診したら、何か別の薬剤を注射されたようだとおっしゃっていました。クリニック選びにはご注意ください。

 

当クリニックのボトックス治療は?

「オリエンタル ジャパン スキンクリニック」は2020年2月に開業したカンボジア初の日系美容皮膚科クリニックです。ボトックス治療は、日本人の形成外科専門医によって行われています。患者さまに安心して治療を受けていただくため、また治療クオリティを維持するために、当クリニックでは主に下記のような方針をとっています。

 ① 韓国製A型ボツリヌス毒素製剤 ナボタ(NABOTA)を採用しています。

 ② 患者さまの治療ごとに新品を開封しています。

 ③ ボトックス治療は定額制にしています。 

 ④ 停電時の対策:徹底した温度管理のもとで保管しています。

 ⑤ 治療中の痛みにも配慮しています。

NABOTA

① 韓国製A型ボツリヌス毒素製剤 ナボタ(NABOTA)を採用しています。

ボトックスと言えば、米国アラガン社製です。その他、ドイツ製のゼオミン・イギリス製のディスポート・韓国製のニューロノックス・リジェノックスなどのブランドも世界中のクリニックで採用されています。東南アジアの美容業界では、やはり韓国製品のシェアが大きく、ボトックス製剤も同様に韓国製のニューロノックス・ボツラックスなどのシェアが高いようです。やはり韓国製はコストが安く、輸入業者のマーケティングの強さが理由です。コストパフォーマンスを重視するクリニックでは、日本でも東南アジアでも韓国製ボトックスがよく使用されています。

当クリニックが採用しているナボタ(NABOTA)は、韓国三大製薬会社のうちの一つ、デウン製薬が製造している最新のボツリヌス毒素製剤です。「高純度テクノロジー」という特許技術により98.7%という最高純度の天然ボツリヌス毒素が配合されており、大韓民国新薬開発賞「技術輸出賞」を受賞しています。ナボタはその技術力や品質・安全性が評価され、米国FDAと韓国KFDA(いずれも日本でいう厚労省)にも認可されています。(今まで米国FDAに認可されていたボトックス製剤は米国アラガン社のみで、韓国製では初めて。)

さらに、ナボタは世界60ヵ国ほどで輸出契約が締結されており、既に日本でも多くの美容クリニックで使用されています。以上のような理由で、当クリニックでも採用することになりました。治療効果に関して、患者さまから十分に満足をいただいております。

 

② 患者さまの治療ごとに新品を開封しています。

どんなボトックス製剤でも、開封後からボトックスの活性は減弱していきます。ここだけの話、クリニックによっては開封後2~3週間経過したボトックスを患者さまに注射することは珍しくないようです。特に値段の高いブランドだと、余りを破棄するのはもったいないと感じるのでしょうか。

当クリニックでは、治療効果にバラつきが出ないようにするため、患者さまの治療ごとに未使用のボトックスを開封しています。他の患者さまとの共用・使い回しは行っておりません。患者さまには1瓶(100単位)を丸ごと購入してもらい、使い切れなかったボトックスは一定期間の冷蔵保存後、全て廃棄しています。

そのため、治療前に患者さまには未開封のボトックスを見ていただき、外箱に書いてある使用期限を一緒に確認した上で、目の前で開封します。そして、外箱とバイアル(ガラス瓶)に患者名と開封日を記載するようにしています。

ここまでする理由は、東南アジアの美容クリニックでは、製品のすり替えや消費期限切れのボトックスといった粗悪品が治療に使われるケースがあるからです。患者さまからは「日系クリニックだから信用しています」と言っていただくこともありますが、一定の信頼を得るためには必要な行為だと思っています。おそらく他のクリニックと比べて、余ったボトックスを破棄する量はダントツに多いかと思います。

 

③ ボトックス治療は定額制にしています。 

上記のような方針のため、現在、患者さまにはボトックス1瓶(100単位)を250米ドルで買い取っていただいております。したがって、100単位までは治療部位が何ヶ所でも治療費は一律$250です。そして、治療後7-10日後に患者さまに再診していただき、微修正・追加治療が必要な場合には、ご購入いただいたボトックスの残りを使用させていただきます。その際、追加費用は一切かかりません。患者さま一人一人に合わせて至適量を使用しております。

もちろん、患者さまによっては、少量のボトックスしか必要がない場合もあります。その場合は、ご家族・ご友人と一緒に受診していただければ、追加料金なしで1瓶(100単位)をシェアしていただけます。結果的に、かなり割安でボトックス治療を受けることが可能になります。

単純明快な料金設定、および施術後のアフターフォローをしっかり取り組むことで、安心して治療を受けていただける体制を整えています。

 

④ 停電時の対策:徹底した温度管理のもとで保管しています。

ボトックスの治療効果を左右する要因として、製品のクオリティのみならず、ボトックスの保管状況にも影響されます。ボトックスは熱に弱く、冷所で保存しなければ、簡単に失活してしまいます。常夏の東南アジアでは、いくら米国アラガン社製のボトックスを使用していたとしても、保存管理が甘いと製品を劣化させてしまいます。(ドイツ製ゼオミンは常温で保存可能)

当クリニックでは、ボトックスを確実に冷蔵状態で輸入できる業者にしか依頼していませんし、クリニックへの配送時も毎回かなり厳しく注意を促しています。

また、カンボジアでは時期によって停電が生じます。いつも短時間で復旧しますが、冷蔵状態が維持できるように細心の注意を払っています。そのため、ボトックスのストックを一度に大量購入しない、さらにクリニック外部にも分散して保管するようにしています。たとえ不規則な事態が生じても、患者さまの治療クオリティを落とさないように心掛けています。

 

⑤ 治療中の痛みにも配慮しています。

当クリニックでは、ボトックス注射の際に痛みが少なくなるように33Gまたは34Gサイズの極細注射針を使用しています。さらに、痛みが不安な患者さまには無料で、麻酔クリームを塗布しています。ボトックス注射が初めてという方や、痛みに弱い方は、お気軽にご相談ください。

 

一般の日本人が東南アジアの美容クリニックを想像すると、どうしても「安かろう悪かろう」のイメージが付いて回ります。カンボジアの物価水準を考えると、高額な価格設定にはできませんが、日本と同等レベルの安全性と質の高い治療は提供可能です。海外で開業する日系クリニックの1つとして、すべての患者さまに安心・信頼していただける医療を目指しています。結果的に、現地の医療レベルの底上げにも貢献できれば嬉しく思います。

 

START TYPING AND PRESS ENTER TO SEARCH